低酸素トレーニングでよくでてくるSpO2ってなに?

どうも、イラストが思ったより可愛く描けてイラストレーターになろうかと思っているいとたくです。

本日は低酸素トレーニングについての記事でよくでてくるSpO2について解説していきたいと思います。

実際にトレーニングを受けている選手も意外と理解してないところだと思うのでこの記事を参考にしてください!

※この記事は3分で読み終わります。途中で投げ出さないでください。

今日も書いていく!

SpO2とはなにか

SpO2は日本語で「血中酸素飽和度」(けっちゅうさんそほうわど)と言います。

血中酸素飽和度(以下SpO2)とは簡単に説明すると,どれだけ体に酸素を取り込めているかと言うのを数値化(%)したものです。100%に近ければ、体に酸素をよく取り込めている状態で0%に近づくほど、酸素を取り込めていないと言うことになります。96〜99%が正常値と言われています。


酸素は血液の中の赤血球のさらに中のヘモグロビンという物質にくっついて全身に運ばれます。

いとたく力作(ネットの画像真似してiPadで書いた)

この血液の中の100個のヘモグロビンに100個酸素がくっついていたらSpO2が100%で、酸素が足りなくてヘモグロビンと結合することができないとSpO2も下がっていきます。

気管支喘息や睡眠時無呼吸症候群などの病気がある人はSpO2が低下することがあります。

通常酸素下ではSpO2が93%以下で酸素の少ない状態、90%以下で呼吸不全(酸素を十分に全身に送れなくなった状態)となります。

低酸素トレーニングとどう関係あるのか

SpO2は低酸素トレーニングの強度を決める指標や安全にトレーニングするための基準にもなります。

先ほどSpO2が90%以下で呼吸不全としましたが、低酸素トレーニングでは90%以下まで普通に下がります。

個人差ありますが、トレーニングの最初の方は歩くだけでも90%以下になることもあります。
(ちなみに通常酸素下では全力で運動しても90%を下回ることはほどんどありません)

ヘモグロビン
ヘモグロビン

低酸素トレーニングって歩くだけでめっちゃSpO2下がるんだよなー。

しかし低酸素トレーニングを継続することによって、このSpO2が低下しなくなってきます。

これは低酸素に順応し、様々な細胞が活性化し酸素を吸収する能力が高くなることによって起こります。
(今度ここら辺の詳しい記事も書きます)

前回と同じペースで走ってもSpO2が落ちないので走るスピードをもう少しあげよう、スピードを上げてもSpO2が落ちないのでインターバル走やって見ようなどとトレーニング強度を上げていきます。

寝不足や練習、試合の疲労がある時などはSpO2が急激に下がることがあります。そういう時は逆にトレーニング強度を下げたりもしています。


ちなみにエベレスト級の山に登るとSpO2が普通に50%台とかまで普通に下がるそうです。
(エベレスト恐ろしい。。)

▼実際にSpO2を測りながらエベレストに登る動画

どうやって測定するのか

パルスオキシメーターというもので測ります。

左の大きい数字(91)がSpO2、右の数字(103)が心拍数

こういうやつです。
このように指に挟んで使います。

昔は実際に採血をして数値を測っていたそうですが、今は技術進歩のおかげで簡単に測れるようになりました。

採血して測定するのも、パルスオキシメーターで測定するのも値はほぼ変わらないそうです。

どのような仕組みで測定しているのか知りたい人はGoogle先生に教えてもらいましょう!(Google先生にあとは託した。。)

この技術は1974年に日本で開発されました!日本の技術素晴らしい!



ってことで今日もオンライントレーニング指導頑張ってきます。



では!